〝劇団娯楽天国11月に舞台を決行いたします!〟

〝劇団娯楽天国11月に舞台を決行いたします!〟

舞台が受難に見舞われています。舞台など世の中に「無くっても無くてもよいもの」で、存在しなくても誰も困りませんから、疫病や戦争など大きな国難が起これば全滅の危機に瀕するのは当然です。だからといって、我々座して死を待ってる訳には参りません。このまま日本の舞台が全滅してしまってはこれまで舞台上で生きてこられたご先祖様に申し訳がたちません。

かといって、みなさまに新型コロナウィルスへの恐怖が蔓延している中、自己都合で公演を行うには躊躇がございます。また、お客様のおられぬ劇場で演劇空間をつくることに意味があるのか?はたまた興行的に大赤字を出してまで決行することに意味があるのか?劇団娯楽天国座員一同、この半年間、討論に継ぐ討論を繰り返してきました。

が、8月末、やはりここは無理を押してでも舞台を決行しようという結論に達しました。しかし、状況に鑑み、残念ながらこの秋企画しておりました神戸公演は延期することにいたしました。

ですので、11月公演を東京/萬劇場のみで決行させていただきます。劇場の公演ガイドラインや、コロナ対策を十二分に行いまして、内容は、いつもの本公演とは違ったバラエティに富んだショーケース的な作品になりそうです。
劇団員一同、この厳しい状況下で、いままで出来なかったことを敢えて舞台でやってみようと逆にチャレンジ精神に燃えております。まずは続報をお待ち下さいませ。

2020年8月末日
劇団娯楽天国 座長 小倉昌之