公演記録 History |
夏の番外編 ジェルスカーニバル'96参加作品
本日はお日柄も佳く



ケッコン=幸せ? それとも…
(チラシのキャプションより)
【娯楽通信】

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公演データ |
日程:1996年8月22日(木)〜8月25日(日) 全6ステージ
会場:ジェルスホール(東京/大塚)
作:吉村渓
演出:小倉昌之
Cast:
丹治智浩
高畑加寿子
トラック高橋
渡辺幸枝
羽角聖美
小倉昌之
高橋亜希
萩原順
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Staff |
舞台監督:山口勝也(バーニングブルー)
美術監督:佐藤大樹
照明:大串博文(アステック)
音響:飯田博茂(飯田音響)
音響操作:深谷究
作曲:吉村渓
大道具:佐藤大樹
中道具:今井園子
小道具:丹治智浩 白石佐代子
衣装:高畑加寿子 羽角聖美
衣装提供:ブライダルコアときわ
運搬:トラック高橋
音楽指導:吉村渓
表方:草野美紀子 奈良清子 仁田尾里美 永野美智子
制作統括:吉村賢太郎
娯楽通信:吉村賢太郎 羽角聖美 井村和人
協力:松本奈緒美
企画・制作:劇団娯楽天国制作部(パラダイス・パーティ) 高畑加寿子 渡辺幸枝
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STORY |
結婚式の披露宴会場。奥まった場所には、「まるハ」席というテーブルが用意されていた。「まるハ」席とは、参列者の中でもちょっと問題のある客を集めた宴席であった。
問題の「まるハ」席にはインチキ親父の小毛良将司(小倉昌之)、いかず後家の曳畑一美(高畑加寿子)、うるさいオバハン渡部百合絵(渡辺幸枝)、占いオタクの江角京子(羽角聖美)、うだつのあがらぬ赤橋均(トラック高橋)、そして、ひときわ暗い飯島真澄(高橋亜希)がいた。一同は、新郎新婦をサカナに酒を飲み、騒ぎ、好き放題をやっていた。それを給仕(萩原順)は冷ややかに見つめるのであった。
実はひときわ暗い真澄は、新郎の元カノ女で、裏切られた思いをぶつけ、披露宴をぶちこわしにしようと思っていた。そこへ、老人・丹下友蔵(丹治智浩)が現れる。田舎から出てきた彼は、自分の体験を織り交ぜて彼女に話はじめる。
宴席をぶち壊しにしようとしていた真澄は、丹下や一同の説得に思いとどまる。最後に真澄にマイクが廻ってきた。彼女は友人代表として、祝福の言葉を新郎に投げかけるのであった。
…宴が終わって、給仕の廻りに集まる一同。「今回もうまくいったね。」と話す。彼等は全員、披露宴で不幸な女性を救うために雇われたチームなのであった。
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公演メモ |
・久しぶりの番外公演。これを最後に番外公演は行われていない。
・当時劇団員で、作曲を担当していた音楽評論家・吉村渓氏の初脚本作品。
・公演時期が、「ジェルスカーニバル」と重なり、カーニバル参加作品となった。
・劇団旗揚げ以来、女優を勤めてきた羽角聖美氏は、この作品を最後に役者を引退した。
・記録ビデオなし。
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座長が当時を振り返って |
「娯楽天国始まって以来、はじめて脚本から退き演出・出演のみ担当した作品やが、吉村の脚本がなかなか仕上がらんで困った。脚本ちうのはね、傍目でみてると簡単なようやけどほんまにたいへんなんよ。思い知ったか。がはははは(泣)。」
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