劇団娯楽天国紹介 Introduction
 

 

SINCE 1988
「極楽天国」ではない。
「娯楽天国」だ!

 

結成して35年。
劇場空間を「エンタテインメント(娯楽)」の「パラダイス(天国)」にしようと
名付けられた「劇団娯楽天国」は、
座付き作家であり演出家でもある座長・小倉昌之の無節操さから
様々な芝居に手を出してきた。
「 目指せ!ブロードウェイ 」を合言葉に
歌とダンスで無謀な勝負に出ていた、大いなる勘違いの時代(1988~1990)。
「演劇界のディズニーランド」を目指して
ファンタジー作品を上演していたカワイイ時代♪(1990~1994)。
「社会派劇団」を自称し、阪神大震災直後に地震の喜劇をやって
おもいっきり客を引かせた舞台…(泣)(1995~1998)。

「 爆笑連続のスラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇) 」を
舞台でやろうとしながら自分たちがドタバタして
笑われている集団。それが我ら劇団娯楽天国だ!

現代社会において、個人主義が利己主義へと進み、
いまや解体してしまったようにもみえる「 共同体 」について常に問いかけ、
深いテーマを抱えながらもフツーの人々がくり広げるおかしな日常を、
笑いと涙で綴る。それが劇団娯楽天国の舞台だ。

現在は、音羽菊代と音羽慎介の夫婦が、七転八倒しながら
さまざまな人生を生きてゆく爆笑コメディ
「 しましょシリーズ 」(下記参照)を連続上演中。

どうそ末永いご贔屓を。

「人生は舞台。舞台はエンタテインメント」

 

しましょシリーズ」とは


高畑加寿子が演じる「音羽菊代(Otowa Kikuyo)」と
小倉昌之が演じる「音羽慎介(Otowa Shinsuke)」という夫婦を軸に、
鷲巣知行が演じる「澤瀉”かれん”惣一郎(Omodaka”karen”Souichiroh)」、
関口英司が演じる「高島正(Takasihma Tadashi)」などが登場し、
作品の設定やシチュエーション、キャラクターの背景は毎作品変わるけれども、
配役名と演者は変わらず、劇中の関係性も現実の劇団員同士のまま演じられているシリーズ。

日常における「現実」と劇中世界での「虚構」のクロスオーバーが
面白い演劇的効果を生み出すのではないかという企みで続けられている。
また、配役名の苗字はすべて歌舞伎役者の「屋号」であり、
江戸時代の歌舞伎の持つ「公演の連続性」が多分に意識されている。

第27回本公演「お見合いしましょ」から始まり、
「菊之丞故郷へ還る 菊之丞一座殺人事件 ~ミステリしましょ~III」
で11作品となる。

Vol.27 「お見合いしましょ ~Shall We Meet?~」
Vol.28 「仰げば尊し! ~キョーイクしましょ~」
Vol.29 「お寺でポン! ~精進しましょ~」
Vol.30 「菊之丞一座殺人事件 ~ミステリしましょ~」
Vol.31 「シェイクスピアしましょ ~虚実皮膜真夏夜夢(うそかまことかなつのよのゆめ)~」
Vol.33 「クリスパ? ~結婚しましょ~」
Vol.34 「おまつりしましょ ~天網恢々~」
Vol.35 「花も嵐も菊之丞 菊之丞一座殺人事件 ~ミステリしましょ~II」
Vol.36 「POP IN HOME ~占領しましょ!?~」
Vol.39 「ワンダブル!! ~変身しましょ~」
Vol.40 「菊之丞故郷へ還る 菊之丞一座殺人事件 ~ミステリしましょ~III」